衣装制作裏話(ティラン編)

「さいごの恐竜」が無事終演し華麗に走り抜けることが出来た喜びに胸を震わせております神無田ようが接骨院で腰と太腿に電気をかけながらお送りします衣装制作裏話です(OvO)

今回は役者と振り付けのみならず衣装係としても命を燃やしました!中でもティランの衣装には並々ならぬ思い入れがありこうして筆を取った次第。原作での描写、演出ひだまりのイメージ、肉食恐竜の牙や皮膚、集団の中での異質感、外見と中身のアンバランスさ、アクションシーンでの安全性、エトセトラ。。。考えなきゃいけないことは山積みでも使える時間は限られていて。まさに自分との闘いの制作期間でした(笑)

アシンメトリーなデザインがポイント♡
ギラリとヒカルを意識しました。

まずは素材選び。頭の中にある漠然としたデザインを形にしてくれる素材を探しながら100均とホームセンターを彷徨い歩く。ぐるぐるぐるぐる色んな物を触りながら何時間も歩き回るアラフィフに万引きGメンもさぞイライラしたことでしょう( ̄∀ ̄)役者の演技を邪魔しない(怪我をさせない!)素材を探すのが本当に難しくて。厳選された素材がコチラっ☆彡

100均のランチョンマットとホームセンターで見つけた浴室用防水マット。
劇団のドレスのチュールに100均のネット&クリップ。

黒いレースに見える部分はホームセンターで売っていたカラス避けネットなんです。張りがあってゴワゴワした感触が扱いやすく良いアクセントになってくれました。

よ〜く見ると植木鉢ネットやカラス避けネットを加工した物なのです。
コレを見つけた時は頭に雷が落ちました(笑)

1番大変だったのは牙作り。100均に売っていた誰が買うんだろう?というランチョンマット(需要はあった)と浴室用防水マット。ギラリとヒカルけど柔らかくて危なくない2つの物を接着するのが時間がかかって大変だった(>_<)特殊な接着剤でないと塩ビたちはくっ付いてくれず。材料の中で1番高かったのは実は接着剤であります。

使われなかったパーカーのフード部分を使って作成したアームカバー。

さいごの最後。衣装付き通し稽古を見た後で付け足したのがアームカバー。役者の動きを邪魔しないよう作り直したこともあり仕上がったのは最終通し稽古の日でした。もう息も絶え絶え(笑)

でもね。立派になったティランを見て母さんは平台の上でうるうるうる(*☻-☻*)2人ともしっかり着こなしてくれて有り難う。任せてくれた演出ひだまり有り難う♡もともと洋服大好きもの作り大好きな私は作品の衣装に携われて本当に本当に幸せでした。次の作品でも衣装係やれたら頑張るぞ〜っ!と心に誓う神無田の自己満足のブログをご覧いただき有り難うございました。

また来年〜っ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆