信じられないことに、稽古が最終日を迎えた。
この日の僕はというと、コンディションはやっぱりよくなかった。危機感を感じたので、夕食は芸術劇場内のレストランでサラダバーに行き、オリーブとかブロッコリーとか、きんぴらごぼうとか、とにかく野菜を必死にもしゃもしゃしていた。そんな付け焼刃でなんとなく体調良くなった気になるものだから、フラシーボ効果というものはバカにならないなと思った。
この日の稽古は、シーン稽古ではなく、もうひたすらに通し(演目を最初から最後までやりきること)を行うというハードなものだった。コンディションよくないので、終盤の僕は最早ボロ雑巾状態。
芝居も振るわず、ここに来て僕だけ芝居の方向性のダメをもらうという、ダブルスコアで1回戦敗退状態。
でも、僕は意外にポジティブな気持ちでいる。だって稽古って、ダメをもらってなんぼなので。
しかもダメをもらった部分、自分自身迷ってたところだったので、はっきりダメと言ってもらえてよかった。
ダメがある分、伸びしろあるので、僕はぐんぐん伸びます。
野菜もいっぱい摂ったことだし、健やかに本番を迎えられることでしょう。
どんな芝居になるのかは、是非当日会場で確認してください。
今回も、自信を持って皆さんに観てもらえるものにできそうです。
劇団員一同、全身全霊でお届けします!
ハードルを上げるだけ上げてみた、ゆうとでした。